メンタルヘルス対策のカギとは?
職場で働く人々を健康度という観点からみると、健康な人から、何らかの理由により不健康な人まで、さまざまな状態の人から構成されています。
職場の状況も日々変化しており、業績が悪化して沈滞ムードになることもありますし、繁忙期やお客様への対応などで従業員に過剰なストレスがかかることもあります。 このような状態は、不健康な状態になる予備軍のような状態といえますが、一過性のものであればひと段落ついてから休養などをとることにより、再び健康な状態に戻ることができます。
しかし、そのストレスが心身の症状として顕在化するまでになると、「不健康」な状態となり、専門的な対応が必要となります。
このような状況に対して速やかに手を打つことができないと、全体の中で健康な人が占める割合が少なくなり、生産性の低下などを招きます。
一方、素早く適切な手を打てば、一時的に不健康な状態に陥った人も速やかに心身の健康を回復することができ、結果として組織全体が受けるダメージを最小限にとどめることができます。
つまり、問題の発生に対して速やかに対処することによって職場の回復力を高めること、これがメンタルヘルス対策のカギとなります。
「回復力」を高めるための3つのポイント
では、回復力の高い職場を作るためには、どのような対策が必要でしょうか。 当所では、問題発生によるダメージをできるだけ小さくするために、3つのポイントで対策を打つことが効果的であると考えました。
- ポイント.1
- 管理職の早期発見・早期対処スキルを高めること
- ポイント.2
- 人事担当者の問題解決を支援する体制を整えること
- ポイント.3
- 従業員のスムーズな職場復帰を実現すること