メンタルマネジメント・コーチングとは
管理職の早期発見・早期対処スキルを高め、
問題発生による組織へのダメージを最小化する
面談による介入を通して、職場に潜在化しているメンタルヘルス問題の早期発見・早期対処を実現します。
また、管理職自身が実際の対処行動をサポートし、対処スキルの向上を目指します。
管理職を対象としたメンタルヘルス対策の課題
- メンタルヘルス対策で期待している内容
- 1位不調者が早期に発見できる(78.4%)
- 2位不調者に適切な対応ができる(71.0%)
- 3位休職者の復職が適切に支援できる(57.2%)
- 4位従業員の活力が高まり生産性が向上する(51.7%)
- 5位従業員の健康が各職場で尊重される(39.8%)
- 6位労災・事故等が未然に予防される(38.3%)
- 7位組織・仕事の体制でストレスの対処を図れる(37.9%)
- 8位職場でなんでも話し合える風土ができる(32.0%)
- 9位職場で互いに学び、理解しあえる風土ができる(23.4%)
- 管理監督者に求めていること
- 1位不調のサインの早期発見(84.4%)
- 2位心の病に関する正しい理解(78.4%)
- 3位日常のコミュニケーションの向上(64.7%)
- 4位過重労働の改善(59.5%)
- 5位人事・安全担当部門との連携(49.1%)
- 6位部下の相談対応(46.5%)
- 7位復職者のサポート(36.1%)
- 8位部下の働き甲斐を高める仕事の進め方(26.4%)
- 9位医療機関・専門機関との連携(18.6%)
社会経済生産性本部 メンタル・ヘルス研究所 2008メンタルヘルス企業アンケート(n269社)
このアンケート結果に示されているとおり、メンタルヘルス対策で重視されるのは、不調者への早期発見・早期対処であり、管理職はそのキーパーソンです。
しかし、「知識付与をしているのに、対処スキルが向上しない」「問題が深刻化しないと相談につながらない」などの課題を感じておられる人事担当者も少なくないのではないでしょうか。
なぜ早期発見・早期対処につながらないのか
- ■仕事のミス、抜け漏れが多い
- ■ため息をよくつく
- ■ときどき遅刻・欠勤がある
- ■職場の人間関係がうまくいかない
- ■業務量に対して残業が多い
- ■体調不良を訴える
- ■「辞めたい」「異動させてほしい」と言い出す
- ■表情が暗い感情の起伏が激しい
- ・・・etc.
これらの項目は、メンタルヘルス疾患の初期のサインとしてよくあげられる項目です。 管理職研修などでは、これらのサインを発見したら、すぐに産業医や人事担当者に相談すること、と指導されます。
しかし、実際は、「メンタルヘルス疾患によるものではなく、通常のマネジメントの範囲内で対応する問題」と、 「産業医や人事担当者対応を求めるべき問題」との間には明確な線引きがないために迷いが生じ、問題が軽いうちは、相談にいくきっかけを失ってしまうことが多いのです。 また、自分自身がとっている対応方法が適切なのかそうでないのかがわからず、管理職が一人で悩んでしまうケースもあります。
だからこそ、管理職が抱えている問題に積極的に介入し、対処行動を継続的にサポートする仕組みが必要なのです。